子どもは遊びを通して、社会性や感性、想像力や集中力など実にさまざまなことを学んでいきます。だから子どもにとって遊ぶことがお仕事なのです。しかし、どんな遊びでも良いというわけではありません。良質なおもちゃを選んで与えてあげるということが大切です。一般に知育玩具と呼ばれるおもちゃは、単に楽しいだけでなく、子どもの発育のことを考えて作られています。そのため知育玩具に親しむことで、知らず知らずのうちに成長していくことができるわけです。
知育玩具は年齢に合わせてたくさんの種類があります。積み木やブロックなどはその定番と言って良いでしょう。自由な発想で組み立てていくことができ、その可能性は無限大です。一人ひとりの感性の違いが現れ、親の方が驚かされるかもしれません。幼稚園や保育園でも、知育玩具を導入しているところが少なくありません。子どもたちは思い思いに時間が経つのも忘れて遊んでいます。テレビゲームでは得ることのできない魅力があります。
知育玩具は知を育むという名前の通り、それで幼少期に遊ぶことで将来勉強ができる子に育つのかと期待する人も多いのではないでしょうか。実際に知育玩具と学校の勉強に関する統計的なデータは少ないので、その関連をはっきりと断言することができません。しかし、幼少期に知育玩具で遊ぶことで、目的のために考えて問題を解決する力や、状況に合わせて最適な選択をする力などを育むことができ、それらは様々な面に応用することができる力だと言えます。
単純に学校の成績だけでなく、その後の人生を生きていく上で役立つ様々な力を身に付けることが、楽しく遊ぶ中で期待できるのが知育玩具の魅力だと言えるでしょう。子供の発育や性格、その時の状況に合わせて最適なものを選ぶことができれば、それで楽しく遊びながらも成長していく子供の姿に、親としても嬉しく頼もしい気持ちになれるものです。難しいことではなく、それで一緒に遊ぶことも1つの教育だと言えるのです。